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1歳頃になると、感覚の敏感期と呼ばれる成長期に入り、視覚や触覚などの感覚に興味を持ち始めます。
この時期は、子どもが 自分の体や周囲の環境から成長できる機会を見つけ、自ら学び始める重要な時期です。
この時期に、お絵描きをすることは、子どもの感覚や創造力を育むために非常に有益です。 今回は、そんな1歳児のお絵描き活動について、モンテッソーリ教育の観点からどのようなやり方で取り組むと良いのかをご紹介します。
まずはお絵描きをするための環境づくりが大切です。子どもがやりたい時に自由に描くことができる環境を整えることで、感覚や創造力を育むことができます。
紙のサイズに決まりはないですが、大きめの紙を用意すると、子どもが自由に描くことができます。 また、一歳児には、太めのクレヨンや色鉛筆がおすすめです。色鮮やかな色を使うことで、子どもの興味を引きます。こちらのクレヨンが特におすすめです。
お絵描きをするスペースは、広くて安全な場所を選びましょう。子どもの体にあった机と椅子を用意できるのが理想的です。 1歳児は、秩序の敏感期と呼ばれる時期にいることが多く、場所にこだわる傾向にあります。そのため、お絵描きするためのスペースを用意できると良いでしょう。
お絵描きを通して守るべきルールを教えてあげると良いです。 もしスペースが用意できれば、そのスペースでのみお絵描きをすることや、紙にだけ書いていいよといったルールを作るのがおすすめです。 しかし、ルールを設定しても最初は難しいので汚れても良いように新聞紙を引くなどしてあげると良いでしょう。
お絵描きをする際には、子どもにルールを教えることが大切です。例えば、紙にだけ描く、クレヨンを食べない、などのルールを設定しましょう。 ルールを設定することで、やって良いことと危険なことを区別していけるようになります。
クレヨンの握り方や、描き方を見せることで、子どもは自分で描くことに興味を持ちます。親が描いている様子を見せることで、子どもは正しい描き方や持ち方を学ぶことができます。 この時、絵を描くのではなく点や線といった、真似しやすいものを描くとより効果的です。
子どもが描いた絵に対して否定的な意見を言わないようにしましょう。子どもの描いた絵は、その子の感情や思いが表れているものです。否定的な意見を言うことで、発想力や想像力が失われることがあります。 正しい色使いや直線や丸の書き方など、現時点で教える必要はないでしょう
子どもが集中して取り組んでいるときは、子どもが最も成長している時間です。 集中してやり切ることで、自己肯定感が増し、さらなる成長のモチベーションになります。
もし、時間的な制約がある場合はあらかじめ伝えておくことが大切です。
子どもがやり切れたこと、満足いく絵が描き切れた時それを具体的に褒めてあげましょう。 丸が描けたね、線がきれいだね、色を使っているね、など、具体的な褒め言葉を使うことで、子どもは自分の成長を実感することができます。 そうすることで、自分でやり切ったんだという気持ちが生まれることで、それをモチベーションに自ら成長していけるサイクルを作ることができます。
子どもの感覚や創造力を育むために、お絵描きの環境づくりやルール設定、親の関わり方がとても重要です。 おうちでもモンテッソーリの考え方を取り入れることで、子どもが自ら学び、成長するサイクルを作ることができます。