復職の時期や子どもの様子は家庭ごとに異なります。スケジュールの組み方や泣いたときの関わり方など、わが家に合わせて考えたいときは、みらいキッズモンテチャットで一緒に整理できます。
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「そろそろ職場復帰だから、授乳をやめないと」「次の子を考えているから、ここで区切りをつけたい」
そんな事情があって、自分から授乳をやめる決断をするとき、「いつから始めればいいのか」「どう進めれば子どもの負担が少ないのか」「胸のケアはどうすればいいのか」と、次々に疑問が浮かぶのではないでしょうか。
子どものペースで自然に授乳が終わっていく「卒乳」とは違い、断乳は保護者が決めた日を境に授乳をやめる、計画的な進め方です。子どもの気持ちへの配慮と、保護者自身の体調管理の両方が必要になるため、事前に流れを知っておくと安心して進められます。
この記事では、断乳の時期の決め方から、数週間かけて授乳を減らしていく進め方・スケジュール、胸の張りや痛みへのケア、体調面で不安があるときの相談先までを解説します。
田中 洋子
断乳とは、復職・次の妊娠・体調などの保護者側の事情に合わせて、決めた日を境に授乳をやめる進め方です。子どもの意思や体の準備よりも、家庭側のタイミングを起点に計画的に進める点が特徴です。
一方、卒乳は子どもが自分のペースで少しずつ母乳を欲しがらなくなり、授乳が自然に終わっていく進み方を指します。どちらが優れているということはなく、家庭の状況によって選ばれるものです。子どものペースを待つ卒乳を検討している方は、進め方や注意点が異なるため、次の記事も参考にしてください。
なお、断乳のように保護者が計画的に区切りをつける場面でも、子どもの不安な気持ちを丁寧に受け止め、代わりの安心を用意しながら進めることは、私たちが実践しているモンテッソーリ教育の「子どもを一人の人として尊重する」姿勢とも重なります。モンテッソーリ教育がどのような考え方かは、次の記事で詳しく解説しています。
断乳の時期に「この月齢までに」という期限はありません。復職や次の妊娠など、家庭側の事情がきっかけになることが多いテーマです。ただし生後12か月未満で断乳する場合は、離乳食や水分だけでなく、母乳の代わりに乳児用ミルクで栄養を補う必要があります。1歳を過ぎていれば、食事と水分だけで栄養がまかなえるケースが増えてきます。
離乳食が完了し、幼児食に近づく1歳前後は、断乳を検討し始める家庭が多いタイミングの一つです。食事から必要な栄養を摂れる見通しが立っていると、断乳後の栄養面の不安が和らぎます。
授乳が水分補給を兼ねている場合は、コップやマグでの水分摂取に慣れているかも確認しておきたいポイントです。コップ飲みの練習を並行して進める家庭も多く、具体的な手順は次の記事も参考にしてください。生後12か月未満で断乳する場合は、水分だけでなく乳児用ミルクで母乳の分を補う必要があるため、量や回数についてかかりつけの小児科に相談しておくと安心です。
断乳は保護者側の事情が起点になることが多いテーマです。復職日や妊娠の経過に合わせて逆算し、余裕を持って開始日を決めると、当日以降のスケジュールを立てやすくなります。
乳腺炎の既往がある、現在胸にしこりがあるなど気になる点がある場合は、開始前に母乳外来や助産師に相談しておくと、断乳中のトラブルに備えやすくなります。
断乳は「当日に一気にゼロにする」急な進め方ではなく、開始日を決めたうえで、数週間かけて授乳を1回ずつ減らしていくのが、胸のトラブルを防ぐうえでも子どもの負担を減らすうえでも安全な進め方とされています。短期間で急に授乳をやめると、胸の強い張りや乳腺炎のリスクが高まるため注意が必要です。
断乳日当日にいきなりすべての授乳をゼロにすると、子どもも保護者の胸も負担が大きくなりやすいです。まずは1日のうちで子どもが比較的欲しがらないタイミングの授乳から1回減らし、様子を見ながら進めます。
1回減らしたら、子どもの様子と胸の状態を見ながら数日〜1週間ほど間隔を空けて、次の授乳を減らします。すべての授乳を終えるまでに数週間かかることも珍しくありません。仕事復帰などの事情で短期間にやめる必要がある場合も、自己判断で急がず、事前に母乳外来や助産師に相談して安全な進め方を確認してください。
授乳の回数を減らすと、母乳の分泌がすぐには止まらないため胸の張りや痛みが出やすくなります。強く絞りきると分泌がかえって促されてしまうため、張りを和らげる程度に少量だけ搾乳するのが一般的な目安です。冷やすことで張りが落ち着く場合もあります。ただし胸の状態には個人差が大きく、強い張りや痛みが続く場合は自己判断で進めず母乳外来や助産師のケアを受けてください。
断乳は子どもにとって、これまで当たり前だった授乳という安心の手段が急になくなる出来事でもあります。抱っこ、添い寝、絵本の読み聞かせなど、授乳以外の安心できる関わりをあらかじめ用意しておくと、子どもの不安が和らぎやすくなります。
断乳は保護者にとっても、生活リズムやホルモンバランスが大きく変わる出来事です。子どもの気持ちに寄り添いながら、保護者自身の体調も優先してよい期間だと捉えてください。予定通りに進まなくても、それは失敗ではありません。
この記事は一般的な情報であり、個別の医療判断に代わるものではありません。断乳に関して次のような不安がある場合は、自己判断で進めず、早めに専門家へ相談してください。
体調に関する判断は、記事の情報だけで進めず、必ず医療専門職に確認してください。
A. 断乳の時期に一律の正解はありません。復職・次の妊娠・体調などの家庭の事情に合わせて決めるもので、離乳食が1日3回の食事として定着し、母乳以外からも水分や栄養を摂れているかを目安にすると進めやすくなります。ただし生後12か月未満で断乳する場合は、離乳食や水分に加えて乳児用ミルクで栄養を補う必要があります。時期を決めたら、数日前から気持ちの準備期間を取ることをおすすめします。
A. 断乳は保護者側の都合や計画に合わせて、決めた日を境に授乳をやめる進め方です。卒乳は子どもが自分のペースで授乳を欲しがらなくなり、自然に授乳が終わっていく進み方を指します。どちらが正しいということはなく、家庭の状況に合わせて選ぶものです。
A. 断乳は当日に一気にやめるのではなく、数週間かけて授乳を1回ずつ減らしていく進め方が一般的です。子どもが比較的欲しがらない授乳から減らし、数日〜1週間ほど間隔を空けながら次の授乳を減らしていきます。急に完全にやめると胸の張りや乳腺炎のリスクが高まるため、短期間でやめる必要がある場合も事前に母乳外来や助産師に相談してください。
A. 断乳直後は授乳の急な減少で胸が張りやすくなります。軽い張りは搾乳で圧を抜きながら落ち着かせられることが多いですが、しこり・発赤・発熱を伴う場合は乳腺炎の可能性があるため、早めに母乳外来や助産師、かかりつけの産婦人科へ相談してください。自己判断で搾乳の回数や量を大きく変えるのは避けましょう。
A. 断乳直後に泣いたりぐずったりするのは自然な反応です。授乳の代わりに抱っこや添い寝など安心できる関わりを増やし、無理に泣き止ませようとせず気持ちに寄り添ってください。数日で落ち着くことが多いですが、生活に大きな支障が出るほど不安定な様子が続く場合は、小児科や自治体の育児相談窓口にも相談できます。
断乳は保護者が決めたタイミングで進める計画的な区切りであり、事前に流れを知っておくことで、子どもの気持ちにも保護者自身の体調にも配慮しながら進めやすくなります。
なお、この記事および以下のモンテチャットは、医療的な診断や治療の代わりになるものではありません。胸の痛みや発熱、子どもの情緒面の心配など体調に関わる内容は、必ず医師・助産師などの専門職にご相談ください。断乳のスケジュールの組み方や、泣く子どもへの声かけなど、家庭ごとの進め方に悩んだときの整理には、モンテチャットもあわせてご活用いただけます。