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イヤイヤ期、辛いですよね。。 この難しい時期、どのようにお子様と関われば良いのか悩む方も多いのではないでしょうか。
そんなお悩みを、子どもの気持ちに寄り添いつつ、モンテッソーリ教育の考え方を基に解説します。
田中 洋子
イヤイヤ期は1歳半頃から始まります。
この時期の子どもは何に対しても「いや!」と言います。
この期間は、子どもが自己意識に目覚め、自我が芽生える時期です。
子どもは「私は私」「僕は僕」という自分という存在に気づき、自立に向かって進んでいきます。
子どもは親を困らせようとしているわけではなく、自我の欲求を全身全霊で訴えています。
モンテッソーリ教育は子どもの自然な発達を尊重し、環境を整えて自立を促す教育方法です。 イヤイヤ期の子どもに対しても、この教育方法が役立ちます。
モンテッソーリ教育の詳細は、以下のブログ記事で解説しています。
では、モンテッソーリ教育の考え方をもとに、イヤイヤ期の接し方について考えてみましょう。
モンテッソーリ教育の考え方を元に、イヤイヤ期の子どもとの接し方について 6 つのポイントにまとめました。
子どもはいつもと同じ状況に安心します。
同じ人、同じやり方、同じ時間、同じ場所、同じ順序などを好みます。 この時期をモンテッソーリ教育では「秩序の敏感期」と呼びます。
「秩序の敏感期」を意識して、子どもにとって安定した環境を提供するよう心がけてみましょう。
子どもの「いや!」という気持ちを全力で受け止め、代弁してあげましょう。
「こうしたかったんだね」「こういう気持ちだったんだね」と子どもの意見を尊重した対話を心がけましょう。 子ども扱いではなく、ひとりの人として対等に関わってあげることで、 子どもの自我の欲求を満たしてあげましょう。
イヤイヤ期の子どもはとにかく自分の意思を示したいです。なので大人から選択肢を提示し、子どもに決めさせてあげましょう。
選択肢の中から子どもが自分で決めることで、満足感を得られます。
「できないこと」「してはいけないこと」を決めておき子どもに説明しましょう。この時、一貫性がある基準を持って説明することで子どもが迷わず自立に向かいます。
適切に善悪を学び、欲求をコントロールする経験させましょう。
公園に遊びに行った時の帰る時間などについて、区切りを決めて「ここまでね」と伝えておきましょう。
加えて、先の予定を伝えたり大人のお願いしたりすることも大切です。
例えば「家に帰って ○○ しよう」「○○ に行くからついてきてくれる?」など前もって先の予定を提示しましょう。
また、自分で区切りよく終われた時には「自分でおしまいできたね」と誉めてあげましょう。
子どもが気分を切り替えやすくなる手段として、子どものやりたいことを満たすことができる環境を作ってみましょう。
乗り物が好き、おままごとが好きなどの子どもの興味を観察してみましょう。
子どもの興味に合わせて、おもちゃを用意したり、教具を用意したりすることで、子ども自ら気持ちを切り替えやすくなります。
子どもの興味に合わせたモンテッソーリ教具をそろえて見たい方は、こちらから教具を探してみてください! いくつかの簡単な質問に答えるだけで、子どもの興味に合わせた教具を提案します。
イヤイヤ期は子どもの脳(前頭前野の機能)が成長しようとしている大切な時期です。
子どもの自立を大きく促すために、子どもの意見や気持ちを尊重する関わりが重要です。
イヤイヤ期は悩まされる時期ですが、イライラせず、子どもの自立したい気持ちを全力で受け止め、ひとつひとつ向き合っていけると良いと思います。 そのような関わりが、親子の信頼関係に繋がります。