31問・約5分の無料診断で、5タイプの気質バランスがわかります。タイプ別に効く声かけと環境づくりのヒントを結果ページに。
プロモーションを含みます
イヤイヤ期の対応は、毎日のことだからこそ辛いですよね。この難しい時期、どのようにお子様と関われば良いのか、どんな接し方なら逆効果になりにくいのか悩む方も多いのではないでしょうか。
そんなお悩みを、子どもの気持ちに寄り添いつつ、モンテッソーリ教育の考え方を基に解説します。
田中 洋子
イヤイヤ期は1歳半頃から始まります。
この時期の子どもは何に対しても「いや!」と言います。
この期間は、子どもが自己意識に目覚め、自我が芽生える時期です。
子どもは「私は私」「僕は僕」という自分という存在に気づき、自立に向かって進んでいきます。
子どもは親を困らせようとしているわけではなく、自我の欲求を全身全霊で訴えています。
モンテッソーリ教育は子どもの自然な発達を尊重し、環境を整えて自立を促す教育方法です。 イヤイヤ期の子どもに対しても、この教育方法が役立ちます。
モンテッソーリ教育の詳細は、以下のブログ記事で解説しています。
では、モンテッソーリ教育の考え方をもとに、イヤイヤ期の接し方について考えてみましょう。
31問・約5分の無料診断で、5タイプの気質バランスがわかります。タイプ別に効く声かけと環境づくりのヒントを結果ページに。

イヤイヤ期の対応で、良かれと思ってやってしまいがちな関わり方や、逆効果になりやすいNG対応があります。
2 歳は言語化できないので追い詰めるだけになります
自律性の欲求が強い時期なので反発が激しくなりがちです
短期的には有効ですが、繰り返すと感情処理の学習機会を奪います
境界線がわからなくなり、かえって不安定になることがあります。「お菓子あげるから着替えて」のような交換条件は、その場しのぎにはなっても「ゴネれば物がもらえる」という誤った学習につながります
脅しは、子どもに強い恐怖を与えます。一時的に従うことはあっても、親への信頼が揺らぎ、不安からさらにイヤイヤが悪化することがあります
大人が感情的になると、子どもは「自分の気持ちを出してはいけない」と学んでしまいます。自己表現を抑え込むことは、自己肯定感の低下につながります。怒りが込み上げたら、6 秒だけ深呼吸してください
泣いている子どもをしばらく見守ることは必要ですが、部屋から出て行く・完全に無視するのは避けましょう。信頼している親がいなくなると、子どもは絶望感でいっぱいになります。そばにいて、落ち着くのを待つのが基本です
こうした関わりを避け、次のポイントを意識するだけで落ち着くまでの時間が短くなります。着替えや食事、外出先など場面ごとの具体的な声かけは、「シーン別イヤイヤ期の対処法7選」でまとめています。
モンテッソーリ教育の考え方を元に、イヤイヤ期の子どもとの接し方について 6 つのポイントにまとめました。
いつもと同じがいい事を理解する :「秩序の敏感期」を意識し、同じ人・やり方・時間・場所・順序で安定した環境を提供する
子どもの意見を尊重する :「いや!」の気持ちを代弁し、一人の人として対等に関わることで自我の欲求を満たす
選択ができるように促す :大人から選択肢を提示し、子どもが自分で決めることで満足感を得られるようにする
一貫した線引きを決める :「できないこと」「してはいけないこと」を明確にし、一貫性のある基準で説明する
事前に予定を伝える :区切りや先の予定を前もって提示し、自分で終われた時は「自分でおしまいできたね」と誉める
好奇心を満たす環境を作る :子どもの興味を観察し、おもちゃや教具を用意することで気持ちを切り替えやすくする
イヤイヤ期の対応は、月齢・年齢によって効きやすい関わり方が少しずつ変わります。基本の考え方は同じですが、意識するポイントを年齢別に整理しました。
1歳半〜2歳前半 :言葉での説明はまだ届きにくい時期。抱っこや場所を変えるなど、気持ちを切り替える環境の工夫を優先する
2歳後半〜3歳 :自我の主張が最も強くなる時期。選択肢を提示して「自分で決めた」感覚を作ることが効果的
4歳前後 :言葉で気持ちを伝える力が育ってくる時期。「どうしたかったか」を一緒に振り返る対話を増やしていく
イヤイヤ期によくある7つのシーンに絞って、具体的な対処法と声かけの例をまとめました。「わかってはいるけど、とっさに言葉が出ない」という方は、そのまま使える声かけを参考にしてください。
朝の着替えで「イヤ!」が始まるのは、イヤイヤ期の定番です。
今やっていることを中断させられること、自分で選べないことへの不満が多い。
| 声かけ | OK 例 | NG 例 |
|---|---|---|
| 服の選択 | 「どっちがいい?」 | 「これ着なさい」 |
| 急いでるとき | 「お靴まで自分でできたらすごいね」 | 「早くして!遅れるよ!」 |
| 拒否されたとき | 「まだ遊びたかったんだね」 | 「いい加減にして」 |
「食べたくない」「これイヤ」と言われると、栄養面が心配になりますよね。
お腹が空いていない、食感や温度が合わない、自分で食べたいのに手伝われている。
| 声かけ | OK 例 | NG 例 |
|---|---|---|
| 食べないとき | 「お腹いっぱいなんだね。ごちそうさまする?」 | 「全部食べないとおやつなしだよ」 |
| 遊び食べ | 「スプーンはお口に持っていくものだよ」 | 「ダメ!食べ物で遊ばないの!」 |
| 好き嫌い | 「ちょっとだけ舐めてみる?」 | 「好き嫌いしちゃダメ」 |
外出先でのイヤイヤは、周囲の目もあって焦りますよね。
まだ遊びたい、帰りたくない、欲しいものが買ってもらえない。
| 声かけ | OK 例 | NG 例 |
|---|---|---|
| 帰りたがらない | 「楽しかったね。最後に何する?」 | 「帰るよ!もう置いていくからね」 |
| 物を欲しがる | 「これが気になるんだね。今日は見るだけにしよう」 | 「買わないって言ってるでしょ!」 |
| 泣き出した | しゃがんで「悲しかったね」 | 「泣いてもダメなものはダメ」 |
お風呂は「遊びの中断」と「裸になる不快感」が重なるため、イヤイヤが出やすいシーンです。
遊びを中断させられる、お湯の温度や音が苦手、自分のタイミングではない。
| 声かけ | OK 例 | NG 例 |
|---|---|---|
| 入浴の誘い | 「どのおもちゃ連れていく?」 | 「早く入りなさい!」 |
| タイミング | 「長い針がここに来たらお風呂だよ」 | 「いいから今すぐ!」 |
| 洗う順番 | 「頭と体、どっちから洗う?」 | 「じっとして!動かないで」 |
口の中に異物が入る感覚は、子どもにとって不快なことが多いです。
口に触れられるのが嫌、仕上げ磨きの力加減が強い、自分でやりたい。
| 声かけ | OK 例 | NG 例 |
|---|---|---|
| 歯磨きの誘い | 「バイキンいるかな?鏡で見てみよう」 | 「虫歯になるよ!」 |
| 自分でやりたい | 「まず自分でやってみて」 | 「ちゃんと磨けないでしょ」 |
| 仕上げ磨き | 「最後にお母さんがピカピカにするね」 | 「口開けなさい!」 |
「まだ寝ない」「もっと遊ぶ」は、1 日の終わりに親が最も疲れている時間帯だけに、つらいシーンです。
まだ遊びたい、暗い部屋が怖い、親と離れたくない。
秩序の敏感期にある子どもは「いつもと同じ」に安心します。毎日同じ流れを繰り返すことが、最も効果的な対処法です。
| 声かけ | OK 例 | NG 例 |
|---|---|---|
| 寝る時間 | 「絵本は 2 冊読もうね。どれにする?」 | 「もう寝なさい!」 |
| まだ遊びたい | 「楽しかったね。おやすみのぎゅーしよう」 | 「いつまで起きてるの!」 |
| 暗がりを怖がる | 「お気に入りのぬいぐるみと一緒にねんねしよう」 | 「怖くないでしょ、大げさね」 |
靴を自分で履きたい、ボタンを自分で留めたい…でもうまくいかなくて大泣き。
自立への強い欲求と、まだ追いつかない手先の発達とのギャップ。
| 声かけ | OK 例 | NG 例 |
|---|---|---|
| やりたがる | 「自分でやってみよう!」 | 「まだ無理でしょ」 |
| できなくて泣く | 「悔しかったね。ここまでできたよ」 | 「だから言ったでしょ」 |
| 手伝い方 | 「最後のギュッだけやってみて」 | 「貸して、やってあげる」 |
A. 一般的に1歳半頃から始まり、2歳前後にピークを迎えて、3〜4歳頃に落ち着くことが多いですが、個人差があります。1歳前後から始まる子もいれば、4歳前後まで続く子もいます。終わりが近づくサインは、気持ちを言葉で伝えられる場面が増える、泣き出す前に一瞬立ち止まれる、大人の説明に納得できることが増える、の3つです。4歳を過ぎても続く場合や、言葉でのやり取りがほとんどできず癇癪で日常生活に支障が出ている場合は、自己判断で抱え込まず、かかりつけの小児科や地域の子育て相談窓口に相談してみてください。
A. まず安全な場所に移動し、落ち着くまで待ちます。気持ちを代弁し、「〜する?それとも〜する?」と選択肢を提示しましょう。事前に「公園で遊んだ後はスーパーに行くよ」など予定を伝えておくことも効果的です。
A. はい。子どもの興味に合った活動や環境を用意すると、気持ちを切り替えやすくなります。興味を満たす活動があることで、イヤイヤの頻度が減ることがあります。
A. まず「聞かない=反抗」ではなく「自律性の発達」と捉えることが大切です。選択肢を 2 つ提示する(「靴を履く?それとも帽子を先にする?」)と、自分で決めた感覚が生まれて動きやすくなります。
A. 安全を確保した上でそっと見守るのが基本です。抱っこを求めてきたら応じ、求めていなければ「終わったら話そうね」と静かに伝えます。嵐が過ぎるまで待つイメージです。
イヤイヤ期は子どもの脳(前頭前野の機能)が成長しようとしている大切な時期です。
子どもの自立を大きく促すために、子どもの意見や気持ちを尊重する関わりが重要です。
イヤイヤ期は悩まされる時期ですが、イライラせず、子どもの自立したい気持ちを全力で受け止め、ひとつひとつ向き合っていけると良いと思います。そのような関わりが、親子の信頼関係に繋がります。
31問・約5分の無料診断で5タイプの気質バランスがわかります。今日から試せる関わり方のヒントを結果ページでお届けします。

2歳の「自分でやりたい」気持ちを、教具・遊び・イヤイヤ期への関わりから実践に落とし込みます。