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「後追いが始まってもう半年。いつになったら落ち着くんだろう」「トイレにもついてくるこの生活、いつまで続くの?」
始まりの時期はなんとなく分かっても、後追いがいつ終わるのかは見通しが立ちにくく、終わりが見えないことそのものがしんどさの正体になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、後追いが落ち着いていく時期の目安と落ち着き始めのサインを整理し、モンテッソーリ教育の視点から、終わりが見えない時期を今日からラクに乗り切るための関わり方を解説します。見通しが持てるだけで、日々の気持ちは軽くなります。
田中 洋子
後追いとは、養育者の姿が見えなくなったときに泣いたり、後を追いかけて探し回ったりする行動のことです。モンテッソーリ教育では、こうした行動を「困った行動」としてではなく、赤ちゃんが今どんな発達の土台を育てている最中かという視点で捉えます。
モンテッソーリ教育とはどのような考え方か、基本から詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
後追いが長く続くように感じる背景には、赤ちゃんが今まさに育てている2つの発達があります。
対象物の永続性と呼ばれる、見えなくなったものも存在し続けているという理解は、一度に完成するものではなく、日々の繰り返しの中で少しずつ育っていきます。この理解が十分に育つまでは、養育者が視界から消えることが不安につながりやすく、後追いが続きます。
「ちょっと待っててね」と言われて実際に待てるようになるには、言葉の理解と、不安な気持ちを一時的にコントロールする力の両方が必要です。この力は1歳半以降にかけて少しずつ育つため、後追いが落ち着くタイミングともおおむね重なります。
つまり後追いが長引いて見えるのは、我慢が足りないからでも関わり方が間違っているからでもなく、まだ発達の途中にあるためです。
終わり方にも個人差はありますが、大まかな流れを知っておくと見通しが持ちやすくなります。
言葉の理解が進み、「すぐ戻るね」という声かけに対して短い時間なら待てるようになってきます。まだ完全になくなるわけではありませんが、泣く時間が以前より短くなったと感じ始める時期です。
「自分でやりたい」という自我が育つにつれて、養育者から少し離れて一人で遊びに集中する時間が増えていきます。後追いが減る背景には、不安の減少だけでなく、興味の対象が広がっていくという理由もあります。
多くの家庭で、2歳後半から3歳にかけて後追いをほとんど気にしなくなったと感じるようになります。ただしこれもあくまで目安で、3歳を過ぎても軽い後追いが残るケースは珍しくありません。時期にとらわれすぎず、その時々の発達段階に合った関わり方を知りたい方は、モンテッソーリ教育の「敏感期」の考え方も参考になります。
目安が分かっても、目の前の毎日がしんどいことに変わりはありません。ここでは、今日から取り入れやすい工夫を紹介します。
トイレや洗面所に行くときも「ちょっと行ってくるね」と声をかけてから離れましょう。戻ってきたら「ただいま」と伝える、という一貫した繰り返しが、赤ちゃんの中に「離れても戻ってくる」という安心感を積み重ねていきます。
四六時中べったり過ごすのは難しくても、抱っこ紐やおんぶで密着する時間を1日の中に意図的に作ると、赤ちゃんの安心感が満たされやすくなります。満たされた時間があることで、かえって後追い以外の時間に落ち着いて過ごせることもあります。
この時期は「完璧に家事をこなす」ことを一旦手放しても大丈夫です。作り置きや時短家電に頼る、用事を後回しにする、といった工夫で自分の負担を減らすことも、乗り切るための大切な方法です。
後追いは、終わりの見えないトンネルのように感じられますが、発達の途中にある一時的な段階です。「いつか必ず落ち着く」という見通しを持つだけで、目の前の大変さの感じ方が変わることがあります。
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後追いが終わる時期には個人差が大きいものですが、それでも気になる場合は自己判断で抱え込まず、専門機関に相談することをおすすめします。
自治体の乳幼児健診や子育て相談窓口、かかりつけの小児科医は、月齢に応じた発達の様子を確認できる身近な相談先です。気になる段階で相談しても、早すぎるということはありません。
A. 多くの場合1歳半頃から少しずつ落ち着き始め、2歳〜3歳頃にはほとんど気にならなくなるといわれています。ただし終わり方には個人差が大きく、目安通りに進まなくても心配しすぎる必要はありません。
A. 「ちょっと待ってて」の声かけで少しの間待てるようになる、離れても泣く時間が短くなる、一人遊びに集中する時間が増える、といった変化が落ち着き始めのサインとしてよく見られます。
A. 後追いが落ち着く時期には個人差が大きく、2歳を過ぎても続くこと自体は珍しくありません。目安の年齢だけで「遅い」と判断せず、他の発達面と合わせて様子を見て問題ありません。
A. 離れる前に予告する、短時間でも意識的に密着する時間を作る、家事や用事のハードルを一時的に下げるといった工夫が有効です。後追いはいずれ終わる期間だと捉え、完璧を目指さないことも大切です。
後追いが終わる時期には個人差が大きく、目安通りに進まなくても心配しすぎる必要はありません。対象物の永続性の理解と、言葉・自我の発達が育つ過程で、多くの子どもが1歳半〜3歳頃にかけて少しずつ後追いを卒業していきます。
⚠️ 免責事項 本記事の情報は一般的な教育・育児情報の提供を目的としており、医療アドバイスではありません。モンテチャットも医療行為や診断の代わりにはなりません。 お子様の発達に関するご心配は、必ず小児科医や自治体の専門窓口にご相談ください。
「終わりが見えない」と感じる今も、確実に発達は進んでいます。焦らず、今日できる工夫から少しずつ取り入れてみてください。