初めてのコップ飲みは、こぼれやむせ返り、一気飲みで服が濡れるなど小さなハプニングが続きやすく、不安になりがちです。 本記事では、モンテッソーリ教育の視点で「評価より事実の言語化」を合言葉に、今日から試せる短いステップを紹介します。 成功と失敗の両方を冷静に観察し、子どもが自分の力で次の一歩を選べるようサポートする方法をまとめました。
項目 | OKの状態 |
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量 | 底が見える15〜30mlからスタート |
径/素材 | 直径6cm前後の軽いコップ(メラミン・ステンレスは滑りにくい) |
姿勢 | 足裏が床につき、骨盤が立つ高さ |
定位置 | コップの置き位置をテープでマーキング |
合図 | 「静かに」「おしまい」など短い言葉を固定 |
時間 | 午前中の機嫌が良い時間帯に1日1〜2回 |
見本 | 大人が同じ量で短く見せる(5秒以内) |
片付け | 拭く→洗う→乾かすを一緒に実行 |
成功表示 | 「自分で持てたね」など行動を事実で言う |
NG回避 | 焦らせない・先回りしない・長時間続けない |
声かけは短く事実を伝えるだけで十分です。
次の動きを子どもが考える余白を残しましょう。
量を10ml程度に減らし、径がより小さいカップで行ってみましょう。 テーブルには防水マットを敷き、こぼれても良い環境を作った上で、一緒に拭く活動もやってみましょう。
無理にやらせるのは逆効果です。 練習時間をおやつ後など落ち着くタイミングへ移動。大人が1回分だけ見本を見せたら、いったん離れて子どものペースを待ちます。
合図を「ちょっとだけ」に変えてみましょう。飲む→置く→深呼吸のセットを練習します。
コップの役割を「飲むための道具だよ」と丁寧に呼びかけ、遊びが続くときは終わりの合図を出して次の活動に移ります。
座位が安定し、両手で器を支えられる1歳前後が目安です。初日は1回1〜2口で終わらせ、成功体験を重ねます。
1日1〜2回・各3分以内が理想です。集中が切れたら即終了し、翌日改めてチャレンジします。
ストローと並行で構いません。コップでは「静かに傾ける」を練習し、ストローでは量の調整を任せるなど役割を分けるとスムーズです。
睡眠前など安心材料として哺乳瓶を使う場合も、日中はコップで少量練習を続けて徐々に切り替えます。
コップの飲み方や他の発育でお困りの方、その他の子育ての悩みについて相談したい方は、モンテチャットをご活用ください。モンテッソーリ教育に基づいたAIが24時間いつでもお答えします。