モンテチャットでは、お子さまの年齢や状況に合わせた声かけのヒントを一緒に考えられます。
「保育園行きたくない!」と朝から泣かれると、仕事に遅れる焦りと子どもへの申し訳なさで胸が締めつけられますよね。
登園しぶりは多くの保護者が経験する悩みです。実は、子どもが「行きたくない」と訴える背景には発達段階ごとの理由があり、原因を理解すれば対応も変わります。
この記事では、登園しぶりの主な原因を整理したうえで、モンテッソーリ教育の考え方に基づく対処法5選と避けたいNG対応を、具体的な声かけ例つきで解説します。
田中 洋子
お子さまが保育園を嫌がるとき、まず大切なのはなぜ行きたくないのかを理解することです。年齢や性格によって原因は異なりますが、大きく5つに分類できます。
1〜3歳の子どもに特に多い原因です。親への愛着が強まる時期に、長時間離れることへの不安を感じます。
朝の別れ際に泣くのは、親のことが大好きだからこその行動です。「ママがいい」「パパと一緒にいたい」という気持ちは、愛着関係がしっかり築けている証拠でもあります。
入園直後、クラス替え、担任の先生が変わったタイミングで登園しぶりが始まることがあります。
子どもは「いつもと同じ」に安心する生き物です。慣れ親しんだ環境が変わると、大人が思う以上にストレスを感じます。4月や年度の切り替え時期に増えるのはこのためです。
3歳以降に増える原因です。「○○ちゃんに嫌なことを言われた」「一緒に遊んでくれない」など、友達との関係に悩みを抱えていることがあります。
言葉で十分に説明できないために「行きたくない」としか表現できないケースも多いため、子どもの話をじっくり聞くことが重要です。
「給食で嫌いなものが出る」「お昼寝ができない」「みんなと同じペースで動くのが苦手」といった、園の日課への苦手意識が原因になることもあります。
特に感覚が敏感な子どもは、音・光・食感など大人が気にならない刺激にストレスを感じている可能性があります。
「行きたくない」の背景に、体調不良が隠れていることもあります。微熱、おなかの不調、睡眠不足などを言葉でうまく伝えられない子どもは「行きたくない」という表現で訴えることがあります。
登園しぶりが急に始まった場合は、まず体調面を確認しましょう。
モンテッソーリ教育は、イタリアの医師マリア・モンテッソーリが20世紀初頭に確立した教育法です。現在は世界140か国以上で実践されています。
中心にある考え方は**「子どもには自分で育つ力がある」**ということ。大人の役割は、何かを教え込むことではなく、子どもが自分の力を発揮できる環境を整えることだとされています。
登園しぶりへの対応にも、この「子どもの力を信じ、環境で支える」という考え方がとても役立ちます。
原因を理解したうえで、家庭でできる具体的な対処法を5つご紹介します。モンテッソーリ教育で大切にしている「子どもの選択」「環境設定」「共感」の考え方を取り入れています。
モンテッソーリ教育では、子どもが自分で選ぶ機会を日常的に作ることを大切にしています。朝の準備に選択肢を取り入れると、子どもは「自分で決めた」という満足感を持って行動できます。
声かけ例:
ポイントは2〜3個の具体的な選択肢を出すことです。「何がしたい?」と漠然と聞くのではなく、選べる範囲を大人が整えたうえで選ばせます。
「行きたくない」と言われると、つい「大丈夫だよ」「楽しいよ」と励ましたくなります。しかしモンテッソーリの考え方では、まず子どもの気持ちをそのまま受け止めることを優先します。
声かけ例:
気持ちを代弁してもらえると、子どもは「わかってもらえた」と安心します。その安心感が、次の行動に移るエネルギーになります。
「大丈夫」と否定するより、「寂しいよね」と共感するほうが、結果的に子どもは早く気持ちを切り替えられることが多いです。
子どもは先が見えない不安に弱いものです。モンテッソーリ教育でも、事前に予定を伝えて見通しを持たせることを重視しています。
声かけ例:
夜の寝かしつけのタイミングで翌日の流れを簡単に伝えるだけで、朝の不安が軽くなることがあります。特にお迎えの時間や誰が迎えに来るかを伝えると、「ちゃんと迎えに来てくれる」という安心につながります。
モンテッソーリ教育でいう「秩序の敏感期」(1歳半〜3歳頃)の子どもは、「いつもと同じ順番・場所・やり方」に強い安心感を覚えます。
朝の支度が毎日バラバラだと、子どもは落ち着かずにぐずりやすくなります。
実践のヒント:
「いつもと同じ」が保たれていると、子どもの心の安定につながり、登園への抵抗感が減ることがあります。
家庭だけで解決しようとせず、担任の先生に家での様子を共有しましょう。登園しぶりの原因が園での出来事にある場合、先生からの視点で新しい気づきが得られることがあります。
伝えるとよいこと:
園と家庭が同じ方向を向いて関わることで、子どもにとっての「安心できる大人」が増え、不安が和らぎます。
モンテチャットでは、お子さまの年齢や状況に合わせた声かけのヒントを一緒に考えられます。

登園しぶりへの対応で、避けたい関わり方をまとめました。
A. 個人差がありますが、入園・進級後の登園しぶりは2週間〜2ヶ月程度で落ち着くことが多いです。園での生活に安心感を持てるようになると自然と和らぎます。3ヶ月以上続く場合や体調不良を伴う場合は、園や専門家に相談しましょう。
A. 気持ちを受け止めたうえで登園すること自体は問題ありません。多くの場合、親と離れた後は園で楽しく過ごしています。ただし「泣いても連れて行く」と「気持ちを無視して連れて行く」は違います。「行きたくない気持ちはわかるよ」と共感してから送り出すことが大切です。
A. いいえ、愛情不足が原因ではありません。登園しぶりは子どもの発達段階で自然に起こるもので、むしろ親への愛着がしっかり形成されている証拠ともいえます。自分を責めず、お子さまの気持ちに寄り添いましょう。
「保育園行きたくない」は、子どもが自分の気持ちを表現している大切なサインです。
登園しぶりの時期は保護者にとっても辛い時期ですが、子どもの「行きたくない」は成長の過程で自然に生まれるものです。焦らず、お子さまのペースに寄り添いながら、少しずつ安心できる環境を一緒に作っていきましょう。
モンテチャットでは、お子さまの年齢や状況を踏まえた具体的な声かけや関わり方を一緒に考えられます。

みらいキッズモンテプリスクールは兵庫県神戸市のモンテッソーリ保育園・教室です。保育園・教室運営の他、おうちモンテ導入の支援や教具販売を行なっています。お子様一人一人の興味関心を刺激し、子どもが自ら成長できるサイクルを作るお手伝いをいたします。
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