1歳から2歳の子どものイタズラに手を焼いていませんか? ティッシュをいっぱい出したり、机の上のものを下に落としたり、机中に水を垂らしたりなど。。。
これらのイタズラは、ほとんどの親御さんが経験されているのではないでしょうか。 このようなイタズラには イライラしてしまいますよね。
しかし、これらの行動は決して 両親を困らせようとしているのではありません。 新しいことを学ぼうとする自然な成長過程の一部です。
このブログでは、子どものイタズラに対する理解を深め、その対策と適切な接し方について、モンテッソーリ幼児教育のプロが詳しく解説します。 あなたの日常が少しでも楽になるようなヒントやアドバイスを提供できれば幸いです。
田中 洋子
1歳を過ぎた頃から、ティッシュをいっぱい出したり、机の上のものを下に落としたりだったりと 大人から見るとイタズラに見えるような行為をし始めます。
子ども目線では、このような行為はイタズラをしたいわけではなく、 つまんだり、ひねったりというよな 手の動作の練習を行っています。
子どもは本能的にこれらの手の動きを練習するために、ティッシュをいっぱい出したり、机の上のものを下に落としたり、机中に水を垂らしたりといったイタズラに見えるような行動をします。
何かに強く興味を持ち、それを繰り返し行うことで、その行動を習得していきます。
練習したい動作を周りの環境の中から自分で選び、何度も繰り返し練習するのです。
自分で選んだものを集中してやり切る体験を通して、自己肯定感を育んでいきます。
この自己肯定感が新たな挑戦のモチベーション になり、更なる成長につながります。
イタズラは決して両親を困らせたいわけではなく、成長のために必要な行為であることは前述のとおりです。 このことが理解できていれば、頭ごなしに叱ってしまったり、無闇にものを取り上げたりすることはなくなるのではないでしょうか?
しかし、 イタズラをやりたい放題させて良いというわけではありません。 危険なことや周りの迷惑になることなど、止めなければならない行為もあると思います。
止めた後、その行為を禁止するのではなく、 心ゆくまでやらせてあげられる方法はないか考えることが大切です。
心ゆくまでイタズラをするためには、イタズラをしても良い環境を用意する必要があります。 この環境は、子どもの興味に沿ったものであることが望ましいです。
子どもの興味に沿った環境を用意するためには、モンテッソーリ教育に基づいた モンテッソーリ教具を提供してあげることがおすすめです。
モンテッソーリ教育とは子どもの自主性を尊重し、自分で選んだものを集中してやり切る体験を通して、自己肯定感を育む教育法です。
詳細は、以下のブログ記事で解説しています。
モンテッソーリ教具とは、そんなモンテッソーリ教育に基づき、子どもの成長を促すための教具です。
モンテッソーリ教具は、多種多様な子どもの興味に対応できるように 100 種類以上用意されています。
例えば、「机の上を水浸しにするのが好き」な子どもに対しては、スポンジ絞りと呼ばれる教具が用意されていたり、 「ものを落とすのが好き」な子どもに対しては、ポスティングと呼ばれる教具が用意されています。
このようなたくさんのモンテッソーリ教具の中から、興味に合ったモンテッソーリ教具を探すには、以下のサービスがおすすめです。 いくつかの質問に答えるだけで、最適な教具を無料で探せます。
子供のためを思ってやっていることでも、実は子供の成長を妨げることがあります。 あなたも良かれと思って以下のような接し方を行っていないでしょうか?
子どもは自分のペースでやり切りたいと思っています。前述の通り、やり切った体験を更なる成長の糧にします。 そんな子どもに対して、「早く」「急いで」など急かすような声かけをしていないでしょうか?
子どもは自分で選んだ行為を最後までやり切りたいです。なので、大人の都合で中断させるのはできるだけ辞めましょう。 子どもが心ゆくまでやり切ることが大切です。
「危ないから」「大人がやった方が早いから」などの理由で、代わりにやってあげてしまうことはないですか? 手助けのつもりが、知らず知らずのうちに子どもの成長を妨げてしまっていますかもしれません。
子どものイタズラは、両親を困らせる行為ではなく成長のために必要な行為です。
イタズラを通じて、手の動作の練習だけでなく、自分で選んだものを集中してやり切る体験によって、自己肯定感を育んでいきます。
このことを頭の片隅に置き、中止させるのではなく、心ゆくまでやり切らせてあげる方法はないか考えることが大切です。