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2歳頃になると、話せる単語が増え、全身の動きもより大胆になります。興味の対象が一気に広がるこの時期は、敏感期に合った環境づくりが欠かせません。
この記事では、モンテッソーリ教育歴20年の講師が、2歳の興味を引き出す教具の選び方と活用アイデアを解説します。
田中 洋子
モンテッソーリ教具は、子どもが自分の手で操作しながら集中力と微細運動を育てるためにデザインされた教材です。「こう扱うと成功する」という仕掛けがあり、繰り返す中で調整力と達成感が育ちます。
勉強のような堅い印象を持つ方もいますが、市販のおもちゃと同じように楽しめるアイテムも多数存在します。違いは、大人が静かにお手本を示し、子どもが自分でやり切るプロセスを味わえるよう設計されている点です。
モンテッソーリ教育の基本を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
2歳になると語彙の爆発や手指の巧緻性など、多方面で敏感期が重なります。興味を引き出すには、生活の中で現れるサインを観察し、環境に反映させることがポイントです。
これらのサインを観察できるよう、トレーやマットを用意して活動の場所を明確にし、子どもが自分のペースで試せる時間を確保しましょう。
家庭で無理なく続けるための3ステップを押さえておくと、教具の準備がスムーズになります。
1日の生活の中で繰り返す遊びや、指をさす対象、よく口にする言葉を観察します。数日間メモを取ることで、今の敏感期が見えやすくなります。
観察メモをもとに、同じ操作を繰り返し練習できる教具を3カテゴリ以内に絞ります。難易度が高すぎると集中が途切れるので、成功体験を積み重ねられるレベルを選びましょう。
低い棚にトレーを並べ、取り出しやすい順序で配置します。使う前に「ここに戻す」「終わったらマットを畳む」などルールを確認しておくと、自立を支える環境が整います。
2歳の興味に寄り添う教具をカテゴリ別に選ぶと、集中が続きやすくなります。以下では約50個の教具を一覧で紹介します。
数が多すぎて迷う…という方は、下記の無料診断からスタートするのがおすすめです。いくつかの質問に答えるだけで、お子さまに合う教具を提案します。
A. 個人差はありますが、5〜10分程度が目安です。集中が切れたら一度片付けて、時間帯や提示の仕方を変えて再挑戦すると意欲が戻りやすくなります。
A. 棚に出す教具は3セット程度に絞り、活動の前後で片付けの順番を一緒に確認しましょう。トレーやマットで活動範囲を区切ると、散らかりにくくなります。
A. 作業マットを人数分用意し、順番を待つシグナル(砂時計やタイマーなど)を決めておくとトラブルが減ります。年齢に合わせて難易度を変えた教具を用意すると、互いに満足度が高まります。
2歳は敏感期が重なる変化の大きい時期です。観察した興味に合わせて教具と環境を整えることで、「自分でできた」という成功体験が日常の中で積み上がります。
家庭では用意が難しい本物のモンテ棚を、園の見学会で体験できます。興味に合う教具選びや提示のコツも直接ご相談いただけます。
モンテッソーリ園のHPをご覧の上、ぜひ一度遊びにいらしてください。
また、教具選びに迷ったときは、24時間利用できるモンテチャットをご活用ください。モンテッソーリ教育の専門知識を持ったAIが、お子さまの状況に合わせて提案します。
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