神戸市のモンテッソーリ保育園で、子どもが自分で選び集中する姿と、先生の見守り方を確かめられます。初回無料のモンテ園体験クラスへどうぞ。
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「モンテッソーリ保育園に興味はあるけれど、集団行動が苦手にならないだろうか」「自由に選べる分、放任になっていないだろうか」——見学に進む前に、そうした不安を検索で確かめる保護者の方は少なくありません。
モンテッソーリ保育園のデメリットを知りたいとき、よく見かけるのは「メリット・デメリットの一覧」です。ただ、一覧を読んだだけでは「実際の園生活でどうなるのか」「どの園でも起きることなのか」までは分かりにくいものです。
この記事では、不安に感じやすい論点を「懸念 → 実際に問題になり得る条件 → 園選びで確認すること」の順に整理します。結論を先にお伝えすると、同じモンテッソーリを掲げる園でも実践の仕方には差があります。懸念点を理解したうえで、実際の環境と先生の関わりを見て選ぶことが大切です。
なお、当園(みらいキッズモンテプリスクール)もモンテッソーリ教育を実践する園です。良い面だけを並べるのではなく、園長として日々の保育で意識していることも交えながら解説します。
田中 洋子
「モンテッソーリ」を掲げる園は増えていますが、同じ名称でも中身は同じとは限りません。教具がそろっているか、自由選択の時間がどれくらいあるか、先生がモンテッソーリの資格や研修を受けているか、年齢構成や外遊びの頻度はどうか。こうした点は、園ごとに大きく異なります。
そのため、「モンテッソーリ園だから安心」「モンテッソーリ園だから合わない」と名称だけで決めるのは、どちらも判断材料として足りません。以下のデメリットとして挙げられやすい論点も、名称そのものが原因というより、園の実践のしかたによって出やすさが変わるものがほとんどです。
そもそもモンテッソーリ教育とは何か、基本の考え方から確認したい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
まず全体像を一覧で確認し、それぞれを「懸念 → 問題になり得る条件 → 園選びで確認すること」の順に解説します。
「子どもが好きな活動を選ぶ」と聞くと、好きなことだけをして何も教わらないのでは、先生が何もしていないのでは、と感じる方は多いようです。
自由選択は、大人があらかじめ整えた環境の中から、子どもが活動を選ぶ仕組みです。選べる範囲は大人が設計しており、先生が一人ひとりの様子を観察していることが前提になります。この前提が抜けて、教具が雑然と置かれ、先生の観察も声かけもなく、子どもがただ好きに過ごしているだけの状態であれば、放任に近づきます。
見学では、「自由に選べる」という説明だけでなく、その自由を支える環境と先生の動きがそろっているかを見てください。
一人ひとりが別の活動に取り組む時間が長いと、友達と関わる経験が少なくなり、集団行動が苦手になるのではないか、という心配です。
個別活動が中心でも、同じ空間で過ごす、他の子の活動を見る、順番を待つ、一緒に片付けるといった、他の子との関わりは日常の中に生まれます。一方で、全員で過ごす時間や、友達同士の関わりを先生が支える場面がほとんどない園では、その機会が少なくなる可能性があります。「モンテッソーリだから集団が苦手になる」と言い切れるものではなく、一日の設計と先生の関わり方によって変わる部分です。
「個別活動の時間」と「みんなで過ごす時間」が、それぞれどれくらいの割合で、どんなねらいで組まれているかを質問してみてください。
「見守る」という言葉から、先生が手を出さない、教えてくれない、と受け取られることがあります。
見守ることは、何もしないことではありません。安全に関わる場面や、他の子を傷つけてしまう場面では、先生が止めたり関わったりします。また、新しい教具の使い方を一人ひとりに丁寧に見せる場面や、活動を選べずにいる子への声かけなど、先生が動くタイミングは多くあります。先生が動く基準が園として共有されていない場合、対応が先生によってばらつくことがあります。
質問に対して、具体的な場面を挙げて答えてもらえるかどうかも、判断材料になります。
机や床での落ち着いた活動のイメージが強く、体を思い切り動かす時間が足りないのでは、という心配です。
活動の中には、運ぶ、拭く、注ぐなど、体を使うものも含まれますが、走る・跳ぶ・登るといった全身を使う遊びは別に確保する必要があります。園庭がなく室内中心で、外遊びや散歩の頻度が少ない園では、運動量が不足しやすくなります。これはモンテッソーリに限らず、園の環境によって差が出る点です。
「静かに集中する時間」と「体を動かす時間」を、一日の中でどう組み合わせているかを尋ねてみてください。
「モンテッソーリ 怖い」と検索される背景には、静かで規律が厳しそう、教具を自由に触れないのでは、先生が怖いのでは、といったイメージがあるようです。
教具の扱い方や片付けなど、守るルールが明確な点が「厳しさ」として受け取られることがあります。問題になり得るのは、ルールを伝える場面で、子どもの気持ちより指示や注意が中心になっている場合です。また、静かな雰囲気が、子どもが抑えられた結果としての静けさになっていないかは、見学で確認したい点です。静かさは、子どもが集中した結果として生まれるもので、抑えつけて作るものではありません。
説明会の言葉より、子どもたちが先生のそばでどう過ごしているかが、いちばん確かな手がかりになります。
モンテッソーリ園は、保育料が高いのでは、通える範囲に少ないのでは、という心配です。
独自の教育方針を掲げる園には、認可外保育施設として運営されているところが多くあります。認可保育園とは保育料の仕組みや、入園の申し込み方法が異なります。無償化の補助を受けられるかどうかは、園が対象施設か、保護者が認定を受けているかなど、複数の条件によって決まります。費用の見え方は、含まれるプログラムの内容を含めた総額で比べると印象が変わることもあります。
認可外保育園全般の注意点や確認ポイントは、こちらの記事で整理しています。
ここまでの論点は、見学で次の3つの視点に整理できます。
棚の高さ、教具の量、片付けやすさを見てください。教具の名前や数より、子どもが実際に手に取って使っているかどうかが手がかりになります。
先生がずっと指示をしていないか、逆に全く動かず立っているだけになっていないか。子どもの様子を見て、必要なときに声をかけたり手を貸したりしているかを観察します。
個別活動の時間に加え、みんなで過ごす時間や外遊びの時間がどのように組まれているかを質問します。見学の時間帯だけでなく、一日全体の流れを尋ねると判断しやすくなります。
見学での確認項目を具体的に知りたい方は、こちらの記事が役立ちます。
「この性格の子はモンテッソーリ園に合わない」という言い方を目にすることがありますが、子どもの様子は月齢や経験、環境によって変わるため、固定したタイプとして断定することはできません。
大切なのは、今のお子さんがその園の環境と先生の関わりの中で、どう過ごすかを見ることです。たとえば、人との関わりに時間がかかるお子さんなら、先生が新しい環境への慣れをどう支えるかを。体を動かすことが大好きなお子さんなら、外遊びや体を動かす活動の時間を。じっくり取り組むことが好きなお子さんなら、集中を邪魔しない環境があるかを。お子さんの今の様子に合わせて、重点的に見るポイントを変えてみてください。
見学だけでは判断がつかない場合は、体験クラスなどで、お子さんの実際の反応を見るのも一つの方法です。
ここまで挙げた論点に、当園ではこのように向き合っています。すべての園に当てはまる話ではなく、見学で同じ視点を確かめる際の一例としてお読みください。
自由選択の時間は、教具の環境と先生の観察がそろって初めて成り立つと考えています。個別の活動に加えて、リトミックや体育など皆で取り組むプログラムも保育時間内にあります。日々の一人ひとりの様子や、先生の関わり方は、実際に見ていただくのがいちばん伝わりやすいと感じています。
気をつけたい点はあります。自由選択が放任になっていないか、個別活動と集団活動のバランス、先生が介入する場面、体を動かす時間の確保、費用や運営形態などです。ただし、これらは「モンテッソーリだから起きる」というより、園ごとの実践の違いによって出やすさが変わる論点です。名称だけで判断せず、実際の環境と先生の関わりを見て確認することが大切です。
一概には言えません。個別活動が中心でも、同じ空間で過ごす、順番を待つ、片付けを一緒にするなど、他の子と関わる場面は日常の中に生まれます。一方で、全員で過ごす時間や友達との関わりを支える場面がほとんどない園では機会が少なくなる可能性があります。一日の流れの中で集団で過ごす時間があるか、先生が友達同士の関わりをどう見守るかを見学で確認してください。
自由選択は、大人が整えた環境の中から子どもが活動を選ぶ仕組みで、先生が一人ひとりの様子を観察していることが前提です。環境が整っておらず、先生の観察や声かけもなく、子どもがただ好きに過ごしているだけの状態は放任に近づきます。教具が整理されているか、先生が子どもの様子を見て関わっているかが見分けるポイントです。
「この性格の子は合わない」と決めつけることはできません。子どもの様子は月齢や経験、環境によって変わります。大切なのは、今のお子さんがその園の環境や先生の関わりの中でどう過ごすかです。見学や体験クラスで、お子さんの反応を実際に見て判断することをおすすめします。
教具の使い方や片付けのルールが明確で、静かに集中する場面があるため、厳格な印象を持たれることがあるようです。ただし、ルールの伝え方や先生の声かけは園によって異なります。見学で、先生の声のトーンや、子どもが間違えたときの関わり方、子どもの表情を確認すると判断しやすくなります。
モンテッソーリ保育園のデメリットとして挙げられやすい論点は、自由選択と放任の違い、個別活動と集団活動のバランス、先生が介入する場面、運動・戸外活動との両立、「怖い」という印象、費用や運営形態の6つです。いずれも、モンテッソーリという名称そのものより、園の実践のしかたによって出やすさが変わります。
だからこそ、名称だけで良し悪しを決めず、教具の環境・先生の関わり・一日の流れを、実際に見て確かめることが大切です。お子さんに「合う・合わない」を固定的に当てはめず、今のお子さんが環境の中でどう過ごすかを見てあげてください。
発達や集団生活に関して気になることがある場合は、園の見学とあわせて、かかりつけの小児科や自治体の相談窓口など、専門機関への相談も検討してみてください。
実際の環境と先生の関わりは、言葉で読むより、その場で見るほうが確かめやすいものです。
神戸市のモンテッソーリ保育園で、子どもが自分で選び集中する姿と、先生の見守り方を確かめられます。初回無料のモンテ園体験クラスへどうぞ。
